うつ

カッパウロのうつ体験談 Ⅰ

カッパウロ

ごきげんよう!

カッパウロです。

今回は私のうつ体験談です。

おかしくなってから2年半経ちましたかね。

今はもうだいぶん元気になりまして、こうやってブログなんざに手を染めてますが…。

さあ、これまでのうつとの付き合いはどんな感じであったのか、4回に分けてお話しますね。

どよーん、と暗くなってもアレですので、あえて明るめに、ぶっちゃけはっちゃけていきますよ。





期間限定、ただいま仕事増量中!

2015年の後半、私はとある会社で中間管理職、営業課長の役職に就いていました。

課長になった経緯が、「前課長が新規事業部立ち上げのため異動になったから」です。

 

ちょうどそのころフル回転でバリバリやっていた同僚の女性営業部員が産休に入りまして、営業課としては2大戦力を失った状態です。

 

その状況で経営サイドが、「人が減ったからその分入れるねー。これで大丈夫だよねー」と中途採用の新人2名を補充してきました。

うーむ、かえって大変になったんじゃ…。

 

ま、状況はめちゃくちゃです。

ベテラン2人の抜けた穴をカバーしなくちゃいけません。

もちろんもともと自分が抱えていたお客様もたくさんいます。

そのうえ新人2人の面倒を見つつ、課長ですので数字も見なきゃ、資料も作らなきゃならん、と。

これがホントの、文字通りのプレイングマネージャー

 

ザ・忙殺ですね。

ストレス、溜まりましたね~。

でも、「その状況をなんとか捌いちゃう私」もおりまして。

「その仕事量を回しちゃう自分って、どうよ、なかなかやるでしょ? やるときゃやるでしょ?」と自負もありました。

 

そんな感じで仕事量が激増した時期だったのですが、もともと私は6割くらいの力でしか仕事をしない、要領の良さでその場を切り抜けているタイプだったので、余力はあって、なんとかなってはいたのです。

まあそれでもギリギリでしたが。

カッパウロ

で、どちらかというと、もう一つのストレス要因の方が問題でした。

 

ストレスからの、サザエさん症候群

課長になったことで、今までそれほど関わりのなかった上役との接点が増えまして。

それですね。それに尽きます。

巨大なストレスです。

 

その上役への感想といえば、「こんなに話が噛み合わない人がいるのか!」「こんなに面倒くさい人に対してイエスマンにならなきゃならんのか!」「こんなに苦手な人って、我が人生上初めてだよ!」といった具合です。

この会社では勤続10年くらいの中堅社員が役職に就いて、その上役と接点が増えるとぶつかって辞めていってしまう、というパターンが多いのですが、自分が課長になってみてその理由が深く納得できました。

 

で、もうですね、嫌な気持ちはみるみる増大し、拒絶反応となっていきます。

「視界に入るのも嫌、声が聞こえるだけで嫌、同じフロアにいたくない、会社に行くのも嫌になってきた、ああ、出社するのがしんどいよ…」という泥沼に突入でございます。

 

もうそこからは典型的なブルーマンデー、俗にいう「サザエさん症候群」です。

日曜日の午後になると、明日の出社が迫ってきたことで憂鬱になってしまうという…。

カッパウロ

休日すら楽しめない状態ですよ!

 

飲まなきゃやってらんないっしょー!

その頃からは翌日を思って眠れなくなり、睡眠不足で次の日は眠れるかと思いきや、ダメダメ全然眠れないよー…てな感じになっていきました。

 

そ・ん・な・ワ・タ・シ・に…心の中のドラえもんもどきがひみつ道具で助け船を出します。

テッテレ~ッ! 「アルコールー!」

 

飲まなきゃやってらんないもんねー。

酔い潰れなきゃ眠れんさー。わかるよなァ…酒よ。

酒びたりの日々になりました。

 

カッパウロ

毎夜の飲酒にボチボチ家族も心配してきます。

 

保健師さんの助言を聞く

そんなある日、所用で来ていた保健師さんと社内でばったり会いまして。

もともと私、メタボ予備軍として保健師さんにロックオンされていたこともあり、生活管理(食事、運動、体重記録)の報告も兼ねてちょっとお話しました。

 

眠れなーい。

やる気が出なーい。

酒量が増えたー。

私の口からその3点を聞いた保健師さんは、「うつ症状が出ているので、なんとかすべき」と言います。

具体的には、「このままだとどんどん悪くなっていくだろうから、一度カウンセリングしましょう」ということでした。

私も結構つらかったので、言われた通りにすることにしました。

 

以前にパニック障害で病院へ行ったことがあるのですが、そのときの先生はあまり話を聞いてくれず、なんだか消化不良のままだったんですね。

ですので今回はいろいろと調べて、違うところにしてみました。

電話予約を入れて、いざ、Go To メンタルクリニックです。

カッパウロ

これが2016年の2月のことです。

 

メンタルクリニックで言われたこと

メンタルクリニックの先生は、初老の男性で、生真面目そうな印象でした。

私の話を聞きながら、ノートPCにタイピングです。

電子カルテですかね。

頷いたり微笑んだりもしながら、よく話を聞いてくださる先生でした。

 

所見としては、職場のストレスによる適応障害、それに伴う抑うつ状態が続いているということでした。

軽度のうつ病でございます!

対処として、「とにかく休みなさい」です。

ストレス環境に身を晒したままでは、悪くはなっても良くはならないとのこと。

ごもっともです。

できれば休職してしっかり休んだり、少し元気になってきたら退職、転職する方向も選択肢の一つとして考えた方がいいと。

ストレスの原因から身を離すことが第一なんですって。

まあ、そりゃそうですな。

カッパウロ

ひとまず抗うつ剤を出してもらって、通院することになりました。

 

お~い セロトニン

うつ病というのは脳内物質であるセロトニンの欠乏が一因となるそうです。

セロトニンには落ち込みや不安を和らげる作用があるのですが、その分泌が狂っちゃって、欠乏状態であると。

そこで近年のうつ病の投薬治療には、SSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors:選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という、脳の神経間のセロトニンを増やす作用のある抗うつ剤が使われることが多いんだそうです。

 

パニック障害や強迫性障害などもセロトニンの異常と関係があるらしく、治療でSSRIが使われています。

私は(以前別の記事にも書きましたが)パニック障害もありますので、抑うつ症状とパニック障害、両方に効果が望めるSSRIはまさにビンゴ。

その中でもメジャー且つ最強の「パキシル」という薬を使っていくことになりました。

 

…ですがこのあと、私はパキシルの使用法を誤ってしまい、地獄のふたを自ら開けてしまうことになるのです!

カッパウロ

いやはや、ああ、思い出したくないなあ…。

 

/ To Be Continued ///



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